作品解説・仏は常に在せども
 
 
 
 
 
 
鉛筆描きの作品です(*^_^*)アップ
お経を読む尼さんとお寺の少年?
絵に挿入してあります和歌は、平安末期に編纂された歌集「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」 より。
 

 仏は常に在せ(いませ)ども 現(うつつ)ならぬぞあはれなる 人の音せぬ暁に ほのかに夢に見えたまう

~仏さまは常に側にいらっしゃるのだが、現世で実際に見て拝む事ができないのはなんとも切な い。しかしそれでも、人が皆寝静まっている暁どきに、  ほのかに夢の中でお姿を見せて下さる事もあるものだ~
 

 梁塵秘抄の中でも、かなり有名な歌ですね。

 確か、出家して俗世の人ではなくなった尼さんと、お寺に身を寄せる少年(設定不明)、
 たまたま寺に居合わせて一緒にお経を読むのですが、実はこの二人は生き別れの親子で、知らず知らずのうちに再会を果たすという波瀾万丈昼ドラ設定の絵だった気がします(笑)о(ж>▽<)y ☆
 

 歌の内容と同じように、完全なる絶望とか失望ではない、救いがある現実、 それも、梁塵秘抄というのは当時の流行り歌を集めたものですから、人々がさりげなく、少し楽しく口ずさんでいたような、ほほえましい救いがある、という意味合いの絵を描きたかった………のでしょうね(笑)(^_^)