作品解説・赤帝と白蛇
 
 
 

中国史。モチーフは漢の高祖(初代皇帝)劉邦(りゅうほう)です音譜

 

天下統一を果たした秦の始皇帝が、酷政を敷いて民を苦しめていた時代、
秦打倒を目指し各国の豪傑英傑達が、次々と集い旗挙げしていきました。
その中心人物の一人が劉邦です。
 
その劉邦がまだ秦に対して旗挙げする前、一介の小役人であった時に、
行く道を塞ぐ白い大蛇を、自らの剣で斬り退治したという逸話があります。 ドンッ

 

実は、この白蛇は五行説(水は火に勝ち、火は金に勝ち…などのあれです。)
でいう「金」に該当する白帝の子で、秦の始皇帝を意味する存在であり、

それに対して劉邦は、その金に勝てる「火」に属する赤帝の子であったので、将来劉邦が始皇帝の次に天下を治める皇帝になる事を示唆するかのように、

必然的にこの白蛇を退治した、という内容になっています。

赤は劉邦率いる漢軍の旗色ですね。

 

それから、あくまでこの話はモチーフであり、惨殺シーンの絵ではないですあせる

仲良くからみついているのですよドキドキ

 

背景に描いた太陽とそれを貫く白い虹、これはその昔荊軻(けいか)という人物が秦の始皇帝の暗殺をたくらんだという故事から来ている、「天子に対する謀反あり」を示唆する事柄であり、源氏物語にもその話は登場します。

私は劉邦が反秦の旗揚げをした人物、秦の始皇帝への謀反を起こす人物という意味合いで、ネタとしてこの日と虹を描いて見ました。

 

中国史は日本とは比べものにならない位ビッグスケールで、学ぶ事もたくさんあり、とても面白いですね!